FOKO採用密着動画

2026.04.09 | カテゴリ: 課題別の活用術 | 著者: 新井(FOKO代表)

採用担当者が忙しすぎる|動画で選考フロー を効率化する実践ガイド

「採用業務が終わらない」「本来の人事業務に時間が割けない」「夜遅くまで会社説明資料を作成している」——こうした悩みを持つ採用担当者・経営者は多いのではないでしょうか。

実は、この課題を解決する強力なツールが採用動画です。中小企業の採用担当者が月130時間以上を採用業務に費やしている実態(出典:マイナビキャリアリサーチLab「HR統計データ2026」)から脱却し、動画を導入することで月16時間以上の工数を削減できます。これは採用担当者が本来やるべき「人材の育成」「組織開発」「経営への人事提案」に時間を割くことができるということです。

本記事では、採用担当者が「一人何役」になってしまう理由、削減可能な工数と本来やるべき業務の切り分け、そして採用動画で効率化できる5つのポイントを、採用支援の現場で得た知見をもとに徹底解説します。

採用担当者の業務負荷の実態

「採用担当者は忙しい」という話をよく聞きますが、実際のデータはどうなっているのでしょうか。

マイナビキャリアリサーチLabが2024年に実施した「HR業務実態調査」では、従業員100~500名の中小企業において、採用担当者の月平均業務時間は以下のように分布しています(出典:マイナビキャリアリサーチLab「HR業務実態調査2024」):

これは週5日勤務の場合、週6時間以上が採用業務に奪われているということです。本来、人事部門の担当者が時間を費やすべき「人材育成」「組織開発」「退職者対応」「給与・福利厚生の改善」といった業務が、採用業務に圧迫されているのが実態です。

なぜ採用業務はこんなに時間がかかるのか

採用業務が時間を消費する理由は、「説明」「選別」「対応」という3つのプロセスで、すべて採用担当者の個別対応に依存しているからです。

例えば、応募者100名が来た場合、採用担当者は以下を全員分対応しなければなりません:

これらは「効率化できる定型業務」なのに、現在はすべて人間が手作業で対応しています。その結果、採用担当者は「営業マン」「事務員」「マネージャー」の役割を同時に果たさなければならず、時間不足に陥るのです。

採用業務が「本業」になってしまう中小企業の現実

特に中小企業(従業員50~200名)では、採用担当者の人数が限定されています。多くの場合、採用専門の人材がおらず、一般的な人事担当者が採用業務を兼任しています。その結果、採用業務が人事部門全体の業務時間の60~70%を占め、他の人事機能が後回しになってしまう悪循環に陥っているのです。

この状況は、企業の成長を阻害します。なぜなら、採用担当者が疲弊している企業では、以下の課題が連鎖的に発生するからです:

つまり、採用担当者の疲弊は、採用成功率の低下に直結するのです。

厚生労働省データで見る採用業務の長時間化

厚生労働省の「労働時間等設定改善特別調査」(2024年実施)によると、採用業務を主担当する人事担当者の勤務時間は、他の人事職種と比較して以下のように長くなっています:

つまり、採用担当者は他の人事職種よりも月40時間以上長く働いており、その多くが時間外勤務になっています。これは経営層からの「採用は重要」という強いプレッシャーと、長時間労働を前提とした採用体制の問題を露呈しています。

採用担当者が「一人何役」になってしまう構造

中小企業の採用担当者は、実質的に複数の異なる役割を担当しています。その役割を整理してみましょう。

採用担当者が担当する6つの役割

役割 具体的な業務内容 月間時間目安
営業 企業理念・職場環境をアピールし、応募を促進 40時間
人材コンサルタント 応募者の適性判定、マッチング判断 25時間
進行管理者 選考スケジュール調整、応募者への連絡 20時間
カウンセラー 応募者の悩み・懸念に対応、内定者のサポート 15時間
企画者 採用戦略の立案、施策の企画 10時間
事務者 資料作成、メール対応、データ管理 20時間

この表から分かることは、採用担当者は「営業」と「事務」の負荷が特に高いということです。会社説明資料の作成・更新、メール対応、スケジュール調整といった定型業務が、創造的な採用戦略立案(企画)の時間を奪っているのです。

「できるから引き受ける」の悪循環

採用担当者が忙しくなるのは、経営層や他の部署からの「ちょっと頼みたいことがある」という依頼が増えるからです。多くの場合、採用担当者は「できる」という理由で引き受けてしまい、結果的に本来の採用業務がおろそかになります。

例えば:

このように、採用担当者の「多能性」が、逆に本来の採用業務の品質低下につながってしまうのです。

削減可能な工数 vs 本来やるべき業務の切り分け

採用業務を効率化するために重要なのは、「何を削減できるのか」と「何は削減すべきでないのか」を明確に切り分けることです。

「自動化・外注化できる業務」 vs 「人間にしかできない業務」

業務カテゴリ 自動化・外注化できる業務 本来やるべき業務(人間が必須)
企業説明 採用動画による企業理念・職場環境の説明 応募者の深い質問への対応、企業ビジョンの伝達
応募者対応 選考結果メール、日程調整の自動通知 応募者の懸念への丁寧な対応、フォロー電話
面接準備 面接質問テンプレートの自動生成 応募者のバックグラウンド分析、個別の質問作成
内定者フォロー 給与・待遇、入社手続きのメール通知 内定辞退者の理由ヒアリング、経営層への報告
データ管理 応募者データの自動入力・整理 採用データの分析、採用戦略の改善

この切り分けから分かる最重要ポイントは、採用担当者の時間は「判断」と「対応」に集約されるべきということです。つまり、「説明」「通知」「連絡」といった定型業務は、仕組みやツールで自動化し、その分、応募者の特性を理解し、企業にマッチしているか判断する時間に充てるべきなのです。

削減可能な工数の具体例

採用動画を導入することで、以下の工数が削減できます:

この月18時間は、採用担当者の「本来やるべき業務」に直結する時間です。採用戦略の立案、内定者との関係構築、採用データの分析——これらは企業の採用成功を左右する重要な業務なのです。

採用動画の効果測定方法について詳しく →

採用動画が「24時間働く営業ツール」になる理由

採用動画は、単なる「説明資料の代替品」ではありません。適切に活用すると、採用担当者に代わって、24時間働く営業ツールになります。

動画が採用担当者の役割を24時間担当する

採用担当者が夜間や休日に対応できない「応募者からの質問」「企業理解の支援」は、動画があれば応募者が自分のタイミングで解決できます。

例えば:

この「応募者の自走」こそが、採用担当者の負荷軽減につながるのです。

採用動画が実現する3つの自動化

1. 企業理解の自動化

採用担当者が何度も繰り返す「企業理念」「職場環境」「仕事内容」の説明が、動画1本で自動化されます。新卒採用説明会で使える動画、中途採用スカウトメールに付ける動画、採用サイトに掲載する動画——複数の場面で活用できるため、ROIが非常に高いのです。

2. 適切な応募者の自動選別

採用動画を事前に視聴した応募者のみが応募する仕組みを作ると、「企業を理解した上での応募」が増加します。結果的に、書類選考時に「企業に合わない応募者」を落とす時間が削減でき、面接に進む応募者の質が向上します。

3. 内定者のミスマッチ防止の自動化

内定者が「実際の職場」「同僚の姿」「日々の業務」を事前に動画で理解していれば、内定辞退率の低下にもつながります。これは採用担当者が事前に「内定者フォロー」という負担を背負わなくて済むということです。

採用動画がもたらす「時間の再配分」

採用動画で月16時間の工数が削減されると、採用担当者の時間配分が以下のように変わります:

導入前:説明資料作成(40h)→ 書類選考準備(30h)→ 面接対応(25h)→ フォロー(35h)

導入後:説明資料作成(35h→動画で自動化)→ 書類選考準備(22h削減)→ 採用戦略・改善(16h追加確保)

つまり、採用担当者が「採用戦略を立てる」という、企業の採用成功に直結する業務に時間を割けるようになるのです。

選考フロー5つの効率化ポイント(動画活用箇所)

それでは、採用動画をどのような選考フローの段階に導入すれば、最も効率化が進むのでしょうか。5つのポイントを紹介します。

ポイント1:応募直後「企業紹介動画」で企業理解を自動化

導入効果:応募後のメール返信時間を削減、企業を理解した面接に進む

応募者が応募フォームを送信した直後に、自動メールで「3分の企業紹介動画」へのリンクを送付します。この動画では、企業理念、職場環境、仕事内容をコンパクトに紹介し、応募者が「本当にこの企業で働きたいか」を自分で判断する機会を与えます。

結果として、「企業を理解した上での応募」が増加し、書類選考時に明らかに不適切な応募者が少なくなります。採用担当者が「企業への理解を深めてから面接に来てください」と説明する時間が削減されるのです。

ポイント2:書類選考「職場環境動画」で適切な候補者を選別

導入効果:不適切な応募者を早期段階で落とし、面接準備時間を削減

書類選考を通過した応募者に、「職場の1日を追った動画(5分程度)」を視聴させます。この段階で「実際の職場の雰囲気」「業務の詳細」「同僚との関係性」を知ることで、応募者は「本当に自分に合った企業か」を再判定できます。

動画視聴後、意思確認メールで「面接に進みたいか」を確認し、「実は違う」と判断した応募者は、採用担当者との時間をかけずに選考から降りることができます。

ポイント3:面接前「詳細業務動画」で面接時間を短縮

導入効果:面接時の企業説明時間を削減、深い質問に時間を割ける

面接予定の応募者に、事前に「業務内容の詳細動画」を視聴させます。従来であれば、面接の冒頭15~20分を費やしていた「仕事内容の説明」が不要になります。

その分、面接官は「応募者の適性」「企業への志向度」「過去の経験」といった、人間にしかできない深い質問に時間を使えます。結果的に、採用精度が向上するだけでなく、面接時間そのものを30分短縮できる可能性もあります。

ポイント4:内定前「先輩社員インタビュー動画」で内定辞退を防止

導入効果:内定者の不安を軽減、内定辞退率を15~30%低下

採用候補者の最終段階(最終面接合格後)に、「実際に働く先輩社員へのインタビュー動画」を視聴させます。「入社1年目の感想」「やりがい」「職場の雰囲気」「給与の実態」といった、応募者が本当に知りたい情報を先輩社員の口から聞くことで、企業への信頼感が高まります。

内定を受け取った応募者が、「本当にこの企業でいいのか」という最後の不安を払拭できれば、内定辞退率が大幅に低下します。

ポイント5:内定後「オンボーディング動画」で入社前の不安軽減

導入効果:入社者の準備を加速、初日からの生産性向上

内定が確定した段階で、「入社までの準備説明動画」「初日の流れ」「必要書類」といった動画を提供します。採用担当者がいちいちメール対応をしなくても、内定者が自分のタイミングで情報を確認できます。

さらに、「職場の施設紹介」「チームメンバー紹介」といった動画があれば、内定者の入社前不安が軽減され、初日から積極的に業務に当たれるようになります。

採用密着動画の完全ガイド →

応募者対応・会社説明の自動化 実例

ここでは、採用動画を導入した場合の「選考フロー」と「時間削減効果」を、実際のシナリオで紹介します。

シナリオ:転職者A さんの場合

従来の流れ(動画なし)

動画導入後の流れ

時間削減効果:1応募あたり25分削減

月20件の応募がある企業であれば、月500分(約8時間)の効率化が実現します。

採用担当者の本来やるべき業務へのシフト

削減された8時間を、以下のような「本来やるべき業務」に充てることができます:

効率化の効果測定と改善サイクル

採用動画を導入しただけでは、効率化は実現しません。「どのくらい効果が出ているのか」を測定し、継続的に改善していくことが重要です。

測定すべき3つの指標

指標1:動画視聴完了率(目標:80%以上)

応募者に送付した動画が、どのくらいの割合で完全に視聴されたかを測定します。完了率が50%以下の場合、動画の内容が分かりにくいか、尺が長すぎる可能性があります。

改善:動画の尺を短縮(3分→1分)、テロップを追加、話し方を明確にするなど

指標2:応募者の意思確認率と面接進行率(目標:書類選考通過者の85%が面接に進む)

動画視聴後に「面接に進みたいか」と確認した時の進行率を測定します。進行率が70%未満の場合、動画が応募者の不安を払拭できていない可能性があります。

改善:先輩社員インタビューを追加、待遇情報を動画内に含める、Q&A動画を作成するなど

指標3:採用担当者の時間削減量(目標:月16時間以上)

実際に、採用担当者の業務時間がどのくらい削減されたかを測定します。「返信メールの平均作成時間」「電話対応の件数」「説明会の準備時間」を、導入前後で比較します。

改善:メール返信テンプレートを標準化、電話対応をチャット対応に変更するなど

改善サイクルの実装

効果測定後は、以下のサイクルで継続的に改善していきます:

  1. 月1回のデータ確認:3つの指標を月1回確認し、目標との乖離を把握
  2. 応募者へのヒアリング:不合格になった応募者に、「動画を見た感想」「企業を選ばなかった理由」などを聞き、改善点を洗い出す
  3. 採用チーム内のミーティング:月1回、採用チーム全体で「今月の課題」「改善案」を共有
  4. 動画の改善・追加制作:課題に応じて、既存動画を改善するか、新しい動画を追加制作する

採用動画制作の流れと注意点 →

よくある質問

採用担当者の具体的な業務時間はどのくらいですか?

中小企業の採用担当者は、月平均で会社説明会・説明資料作成に40時間、書類選考に30時間、面接対応に25時間、内定後フォロー・雑務に35時間、合計130時間以上を採用業務に費やしています。これは本来の人事業務(給与計算、労務管理、研修企画等)の時間を大幅に圧迫し、企業全体の生産性低下につながっています。

採用動画を導入すると何時間削減できますか?

目安として、会社説明会資料の作成時間を月5時間削減、書類選考前の企業理解説明を月8時間削減、内定者フォローの初期説明を月3時間削減できます。合計で月16時間程度の削減が見込めます。中小企業の採用担当者にとって、これは月1日以上の業務時間を確保できる効果です。

選考フローのどの段階に動画を入れるのが最適ですか?

最も効果的な導入箇所は、「応募直後~書類選考段階」と「面接前の企業説明段階」の2つです。応募直後に3分の企業紹介動画を視聴させることで、適切な応募者が自動的に選別され、書類選考の効率が向上します。面接前には職場密着動画を見せることで、応募者の企業理解が深まり、面接時間を短縮できます。

採用動画導入による内定辞退率の低下効果はありますか?

はい。内定者が事前に動画で「実際の職場」「同僚の姿」「業務内容」「企業文化」を理解していると、内定辞退率が平均15~30%低下するというデータがあります。これは「思っていた企業と違った」というギャップが減少するためです。1人の採用コストが平均50万円の企業であれば、内定辞退率が20%低下することで年間500万円以上の採用効率化につながります。

採用動画の効果をどのように測定すればよいですか?

3つの指標で測定します:(1)動画視聴完了率(目標80%以上)、(2)応募率の前後比較(目標15%以上向上)、(3)内定辞退率の改善(目標20%以上低下)。さらに、アンケート調査で「動画を見て応募意欲が高まったか」「企業への理解度が向上したか」を定量的に把握することで、継続改善につなげられます。

採用担当者の負担を軽減するのに、採用動画以外に有効な手段はありますか?

採用動画は「可視化」の最強ツールですが、併用すると効果的なツールとしては、採用管理システム(ATS)による応募管理の自動化、メール自動配信システムの活用、採用サイトへの詳細な職人情報ページの充実があります。しかし、中小企業にとって最高のROIをもたらすのは採用動画です。なぜなら、動画1本で複数の説明会資料を置き換えられ、継続的な効果を生み出すからです。

まとめ

採用担当者の「忙しすぎる」という課題は、単なる本人の負担の問題ではありません。それは企業全体の採用成功率、内定辞退率、そして最終的には企業の成長を左右する経営課題なのです。

採用動画を導入することで、以下が実現します:

中小企業の採用担当者は、すでに十分に頑張っています。その努力を最大限に活かすために、採用動画という仕組みの導入が、今、必要なのです。

採用動画導入の第一歩

採用動画の導入を検討している企業様は、以下のステップで進めることをお勧めします:

  1. 現状の採用業務時間を測定する
    採用担当者が実際に何にどのくらい時間を費やしているか、2週間程度記録してみてください。その中から「削減できそうな業務」「本来やるべき業務」を明確にしましょう。
  2. 採用動画の効果を理解する
    このブログ記事や、採用密着動画の完全ガイドを読んで、採用動画がなぜ効果的なのかを理解してください。「動画を作ること」が目的ではなく、「採用業務を効率化すること」が目的であることを忘れずに。
  3. 採用動画の制作プランを検討する
    最初は「企業紹介動画」「職場環境動画」の2本に絞って制作し、その効果を測定してから、追加的に「先輩インタビュー動画」などを制作するのがお勧めです。段階的なアプローチで、無駄がなく、投資対効果を確認しながら進められます。
  4. 効果測定の仕組みを作る
    採用動画を公開した後は、必ず効果測定を実施してください。「動画視聴完了率」「応募率の変化」「内定辞退率の改善」を追跡し、継続的に改善していきましょう。

採用担当者の負担軽減は、全社的な取り組み

最後に、重要なメッセージがあります。採用動画の導入は、採用担当者個人の効率化ではなく、企業全体の体質改善につながるべきです。

採用担当者が月18時間削減できるということは、その時間を「採用戦略の立案」「応募者との関係構築」「採用データの分析」「経営層への提案」といった、企業の成長に直結する業務に費やせるようになるということです。

これは、採用担当者が単なる「事務職」から「経営パートナー」へと進化するチャンスなのです。

採用動画の導入に迷っている企業様は、ぜひ一度、FOKO代表の新井にご相談ください。元採用担当者だからこそ、あなたの「本当の課題」が分かります。月18時間の時間を、あなたの企業にもたらしましょう。

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